AppleがMac誕生30周年の動画を公開、未来は“いま、ここ”にある!

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30年におよぶ人間とコンピューターとの関係に想いを馳せる

AppleがMac誕生30周年を記念して制作した動画「1.24.14」がYouTubeで公開された。そう、パーソナルコンピューター「Macintosh」が発売されたのは、いまを遡ること30年前の1984年。その年の1月22日、全米の人々が熱狂するアメフトの試合「Super Bowl」の中継の中で放映されたMacのCM「1984」は、いまもテレビコマーシャル史上に残る名作として語り継がれており、“個人の秘められた力の拡張ツール”としてのMacのヴィジョンが鮮やかに描き出されていた。CMの監督は「ブレードランナー」を撮った直後のリドリー・スコットである。

効率性/合理性だけを追求する単なる計算機から、人間の想像性/創造性を増幅するより高次元な存在へ……。当時のAppleが初代「Macintosh」に込めたこのコンセプトは、現在のMacのラインナップにはもちろん、「iPhone」や「iPad」にも連綿と受け継がれている。30年前のAppleが夢見た未来は、まさに現実のものになったと言っていいだろう。

タイトルが示す通り、この動画の素材となった各シーンは今年の1月24日に世界各地で収録されたもので、映像はすべて「iPhone」で撮影されている。監督はリドリー・スコットの息子であるジェイク・スコット。この動画を見ていると、Macが切り拓いてきた30年におよぶ人間とコンピューターとの関係の軌跡を思わずにはいられない。

そして30年後の未来へ、Appleはどんなヴィジョンを描くのか?

何もAppleの製品だけが世界や時代を変えてきたわけではないが、同社が「ユーザーのニーズ」といった市場原理とは異なる場所で、独自の未来を創出し続けてきたことは確かだろう。いまや日常生活の中ではもちろん、学校の教室で、医療の現場で、さらにはクリエーターたちが、そしてアスリートたちが、自らの感性や能力の拡張ツールとしてコンピューターを活用している。

奇しくもSONYがパソコン事業からの撤退をアナウンスし、人間とコンピューターとの関係は新たなフェーズに入った感がある。これから30年後、人間とコンピューターとの関係はどんなかたちになっているのだろうか? 「iPhone」の次は? ウェアラブル? 「1.24.14」を見ながら、未来を描き続けてきたAppleという会社の偉大さを改めて想う。