今後の音楽業界で最重要になるYouTube戦略【動画マーケティング】

youtube戦略

動画共有サイト内で再生回数をあげる事の重要性

 歌手やバンド等のアーティストにとってYouTubeやニコニコ動画で再生回数を上げることはもはや最重要課題だと言っていい。ミュージックビデオの役割は今後、テレビの音楽番組で流されるプロモーション用ではなく、動画共有サイトで再生されるためのものに変化する。1つのミュージックビデオが爆発的に再生されるだけで世界中で有名になれる時代だ。戦略的に動画をアップロードしなければミュージックビデオは自己満足になってしまう。ここまで動画共有サイトでのミュージックビデオ戦略が大事な時代になったにも関わらず、未だに間違った戦略をとっている会社が多い。

YouTubeで再生される戦略がミュージックビデオには必要

 きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeは海外でも人気だが、YouTubeが海外での認知度を上げている事は疑いようがない。米国では今やYouTubeでのミュージックビデオの再生ランキングが人気の指標だ。店舗ではなく、iTunesやAmazonなどのサービスから音楽を購入する今の時代、ミュージックビデオを見た後に購入ボタンがあることは重要だ。また、TwitterやFacebookページに誘導出来るのもポイントになる。アメリカでは『アーティストにとって重要な3大アカウント』はTwitter, Facebook, YouTubeになっている。

アーティストを自社のチャンネルにまとめるレコード会社

 YouTubeのユーザーはただアーティスト名で検索して動画を探しているわけではない。好きなチャンネルをチャンネル登録するユーザーはもちろん沢山いる。特に日本の中高生のYouTube人気が凄まじい。しかし、レコード会社のチャンネルには抱えている全てのアーティストのミュージックビデオを一緒に配信しているところが多い。自分のファンに確実にミュージックビデオを届けたいアーティストと、好きなアーティストの情報をいち早くゲットしたいユーザーの間に何故かプロモーションを担うべきレコード会社が立ちはだかる。

いろいろなチャンスを逃しているマーケティング方法

 もしレコード会社がYouTubeチャンネルで抱えているアーティストの動画をまとめて配信しているなら、たくさんのチャンスを逃している事になる。まず、アーティストが自身のチャンネルにファンを登録させてあげる事が出来ないばかりか、TwitterやFacebookページに誘導する事もできなくなる。また、動画でファンに情報を届けることが相当重要になってくる時代に、アーティストは自分の動画で発信することが出来ない。ファンに直接アーティストの情報を届けるチャンスよりも重要な事があるのだろうか。もう一度言うが、自社のチャンネルで抱えているアーティストの動画をまとめて配信する事は間違った戦略だ。

動画マーケティングがしっかりしているアーティストは盤石

 独立系のアーティストは自分達でYouTubeチャンネルを持っている事が多い。前に紹介したRadwinpsなどは確実に自分達のファンにビデオを届けている。Radwinpsのミュージックビデオの再生回数は一般に知られているメジャーアーティストよりも遥かに多い。また、メジャーでは世界で1番再生されたミュージックビデオを配信したアーティストであるPsyやBIGBANG、2NE1などを抱えるYG EntertainmentのYouTubeでのマーケティング方法はさすがだ。各アーティストにしっかりとチャンネルがあり、ファンは好きなアーティストのチャンネルを登録出来る。AKB48の動画マーケティングも日本でも比類がない成功を収めている。こうして並べてみると、動画マーケティングがしっかりしているアーティストはビジネス的にも上手くいっている感じは否めない。もしかしたら、YGやAKB48は売れてるから上手くいってるように見えるんだよと思う人もいるかもしれない。しかし、売れているから上手くいくのではなく、売るために上手くやっているのだ。

動画マーケティングの未来

 YouTubeやニコニコ動画での最新の動向を見逃さないでマーケティングをする動画マーケッターの存在は今後かなり重要になってくる。特に音楽業界で重要だ。なぜなら、音楽業界を支えるファン層は動画共有サイトを見ているユーザー層としっかりと合致するからだ。動画共有サイトで再生回数を鬼のようにあげられるアーティストは、マイナーメジャーに関わらず今後の活動に期待出来る。まさに『動画マーケティングを制するアーティストは世界を制す』だと思う。

うん。少し言い過ぎたかもしれない。

1600万回再生されているRadwimpsの『おしゃかさま』ミュージックビデオ

世界で1番再生されているPsyの『Gangnam Style』ミュージックビデオ