ロボットに感情が宿る瞬間を美しく描いたアニメーションに考えさせられる。

ロボットに感情が宿る瞬間を美しく描いたアニメーションに考えさせられる。

 CGアーティストのMalek Rizkallahが制作した3Dアニメーションは人間について考えさせられる。

 車をクラッシュさせる衝突実験所で、人体ダミーの人形が車に乗っている。運転席に男性のダミー人形が座り、助手席に女性のダミー人形が座る。

 実験は淡々と進み、車にエンジンがかかって発信。男性と女性のダミー人形の手が触れたところで2体が目を覚ましたように感情が芽生える。しかし、衝突実験の最中なので2人の事故はすぐ目の前だ。2人は「目覚め」の直後にお互いの愛情を確認し、事故の回避を試みるが衝突して「死」を迎える。

 ダミー人形の衝突実験という人間の感情が存在しないような状況で人形に感情を芽生えさせ、目覚めた瞬間に「その場所に居る事への疑問」などではなく、危機を直前に控えて目の前に居る人への愛情を1番優先させているところが、人間の感情の美しさを感じさせる素晴らしいアニメーションだ。

 もし自分が目覚めたときにあの状況に置かれていたら、あのような感情の動きが産まれるのか、それとも取り乱すのかを想像してしまう。

CRUSH – CGI / VFX / 3D Animated Short Film by Malek Rizkallah