アメリカで困惑と驚きと賞賛が混じった大激論の元になった日本のアイドル動画

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 ここ数年、日本ではジワジワとアイドルブームが沸き起こっていた。ご当地キャラならぬ、ご当地アイドルが日本各地で結成され、あまりにもアイドルが増え過ぎた為にアイドル市場はアイドルの供給過剰気味になりつつあった。そのため、可愛いだけでは目立たないので、『アイドル』に何かコンセプトを足した変わり種アイドルが産まれている。

 その中で特に異彩を放つのがヘビメタとアイドルを足したBABYMETALだ。BABTMETALが突如、日本の音楽業界に表れた時の衝撃は凄まじかった。その衝撃は2013年にメギツネというミュージックビデオをYouTubeにアップロードした時から動画シーンにも広がっている。

BABYMETAL – メギツネ – MEGITSUNE (Full ver.)

 音楽業界の人は「あー、BABYMETALね」と言うかもしれないが、リッスン。俺の話、リッスン!何が凄まじいって、YouTubeの動画コメントが英語で埋め尽くされている事だ。今、アメリカでBABYMETALが大激論になっている。

 だいたいヘビメタは反社会的で攻撃的、退廃的な音楽だった。悪や男のパワーを象徴したような、重くておどろおどろしい音だった。そこに日本人がカワイイ女の子を投入。フリフリの衣装でチキチキワッショイ、キラキラワッショイ。しかも、かなり上手くアレンジされていて、音楽として素晴らしい出来になってる。ぜんぜん馬鹿に出来ない。

YouTubeのコメント欄にはアメリカ人達の戸惑いの声が並ぶ。

「どうやってリアクションとっていいかわかんないよ。」

「ちきしょう。。。なんか好きになってきてる自分がいる。」

「う、うん。これは新しい。いつもは日本の音楽聴かないけど、これは好きかも」

「俺はメタル好きなんだが、この曲で間違って思わずヘッドバンキングしてしちまった!恥ずかしい。。。」

「好きになりたくないんだよ!でも、俺の魂が欲してる。超ヤバいメタルだ。」

「Kawaii death!」←誰が上手いコト。。。

好きになりたくないのに、好きになっちゃうよ!って叫んでいるアメリカ人のメタル好きがいっぱいいる。良いものはシッカリと良いって言うところがアメリカ人らしい。

他のコメントには

「え?この子達、14歳から16歳なの?マジかよ!凄過ぎるだろ!」

って演奏も彼女達がやってると勘違いしているアメ人もチラホラ。いやいや、ハンパない技術を持った大人のオッサンが舞台裏に居るに決まってるじゃないか。

 アメリカのWebマガジンであるBuzzFeedでも取り上げられて、BABYMETAL旋風はおさまりそうにない。メギツネのミュージックビデオは230万回再生を越えた。

 もう1つ、2012年にアップされた『イジメ、ダメ、ゼッタイ』も紹介しよう。この動画のコメント欄もアメリカ人によって大激論が起こってる。

 でも、この曲の凄さはハンパなくぶっ飛んだ歌詞だ。絶対に狙ってるだろ、これ。

 最初、曲名を見た時に正義感溢れるイジメ撲滅ソングなのかと思ったら、よく聞いてみると違う。

 まず、いじめられっ子視点の歌詞から始まる。

 「夢を見る事ー♪ それさえも持てなくて♪ 光と闇の狭間ヒ・ト・リ」

 厨二病全開でメタルだ。いいよ。いいと思うよ。でも、サビに入るとね。

 「イジメ(ダメ)、イジメ(ダメ)カッコ悪いよーー。(ダメダメダメダメ)傷ついて、傷つけて、傷だらけになるのさー」

 お前も傷つけるのかよ!

 そして、さらに

 「キツネ(飛べ)、キツネ(飛べ)きっと飛べるよー。」

 もうここまで来ると面白過ぎて、狙ってるとしか思えない。舞台裏の偉いオッサンがニヤリとしてるのがわかる。そして、好きになりたくないのに気になり始めてる自分に気づくのだ。BABYMETAL、ハンパ無くロックだ。

BABYMETAL – イジメ、ダメ、ゼッタイ – Ijime,Dame,Zettai (Full ver.)

 3月1日と2日に日本武道館LIVEを終えたBABYMETAL。タイトルが「赤い夜 LEGEND “巨大コルセット祭り” ~天下一メタル武道会ファイナル~」と「黒い夜 LEGEND “DOOMSDAY” ~召喚の儀~」。

 なにそれ。スゲー気になる。『召喚の儀』って何?やべー、LIVE行きてー。

 1週間前にLIVE動画もアップしているんだが、安定したメタルバンド演奏。ハンパない。あまりにバンド演奏が上手過ぎて、さらにBABYMETALに対するリスペクトが上がる。

BABYMETAL – ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! – Live Music Video