感情を激しく揺さぶる女性ピアニストのMoonLightソナタ

感情を激しく揺さぶる女性ピアニストの”MoonLight”ソナタ

 ピアノを演奏しているのはウクライナ出身のヴァレンティーナ・リシッツァ(Valentina Lisitsa)だ。

 彼女の情熱的なピアノ演奏の動画は、見た人を一瞬で虜にするために世界中でシェアされている。彼女がアップロードした沢山の動画の中でも、特にベートベンの月光ソナタを弾いた6分間の動画は、クラシックやピアノに興味が無い人の感情をも激しく揺さぶり、かつ惹き付ける魅力がある。この動画はピアノ演奏動画としては珍しく、脅威の600万回も再生された。

Beethoven “Moonlight” Sonata op 27 # 2 Mov 3 Valentina Lisitsa

 YouTubeのコメント欄には
 「インターネットよ。ありがとう。(この動画に出会わせてくれて)」というコメントにたくさんのサムズアップ(イイネ)が集まっていた。普段生活しているだけでは絶対に出会わない魅力的な才能との出会いに感謝したユーザーからのコメントは他のユーザーの共感を得たようだ。みんな同じ事を思ったに違いない。

 圧巻なのは彼女のソロコンサートのライブ動画で、その動画の長さは3時間50分にも及ぶ。コンサートは動画が3時間の辺りを過ぎた辺りで終わるのだが、コンサートホールが空になった後も動画は続いている。そしてピアノを調律する人が現れるが、調律が終わった後は何十分も誰もいないコンサートホールとピアノが映し出される。しかし、最後にヴァレンティーナ・リシッツァが誰もいないコンサートホールで淡々とピアノを弾き始める所まで動画が続いているのだ。しかし、その音は聴こえてこない。彼女のファンは動画のコメントの中で「何をしているんだ?」と不思議がっている。ただ彼女の指がピアノの上で滑らかに動くところを無音で見ていると、彼女がこのコンサートを録画した時に面白いと思った彼女なりの表現に引き込まれている。

November 3 2013 Cologne Recital – Bigger, Longer & Uncut , Raw Video Feed , Valentina Lisitsa

 ヴァレンティーナ・リシッツァ(Valentina Lisitsa)は既に246本もの動画をアップロードしており、自身もインタビューで「YouTubeのおかげで沢山の人にしってもらえた」と言っている。歌手であれ、バンドであれ、ピアニストであれ、YouTubeという舞台に上がることは常識の時代になりつつあるようだ。

 彼女の作品は下記のリンクでチェックしてみて欲しい。