建築と映像との美し過ぎる競演、プロジェクションマッピングの可能性

upload projection

どこの街にも必ずある有名な建造物(家・ビル・寺・神社など)の古き良き趣きや造型の美しさをさらに引き出す方法として、今、プロジェクションマッピングという映像表現が注目されている。プロジェクションマッピングとは、プロジェクターから建物(立体物)に直接映像を投影することで建物自体をアートにしてしまう新しい映像表現の手法だ。その土地固有の名所旧跡をクローズアップできるとあって、地域振興における施策の重要な要素として認識され始めている。つまりこのプロジェクションマッピングの最大の魅力は、莫大なコストや時間をかけて一次的な作品を創造するのではなく、既存の建物や空間に新しい力を吹き込みこむという二次的な創造にある。1+1が2以上の価値を創出しているわけだ。

鶴ヶ城 プロジェクションマッピング 「はるか」

福島県会津若松にある鶴ヶ城。東日本大震災から2年の時が流れ、改めて復興を祈念すべく開催されたイベントでのプロジェクションマッピングだ。普段は真っ白な鶴ヶ城が様々な変化をとげるたびに子供たちの感嘆の声があがる。日本の四季の美しさを表現していて、春になると桜でいっぱいになった鶴ヶ城は誰もが感動せずにはいられない。

2013 さっぽろ雪祭り プロジェクションマッピング Canon EOS 7D

雪で作られた豊平館に映像を投影した作品。雪の華麗さを改めて感じることができる。プロジェクションマッピングが導入された今年の札幌雪祭りには道内からの来場者も増え、あまりの盛況ぶりに一部のイベントが中止になるほどだったという。

イルミナイト万博X’mas2012 プロジェクションマッピング

カウントダウンからロケットが発射され、太陽の塔が宇宙に行き、そして太陽の塔の顔に海、森、恐竜、クリスマスツリ―が映し出されるというカオスな作品.....。まさに「芸術は爆発だ!」である。1970年の万博のために建造された太陽の塔だが、プロジェクションマッピングという現代の技術との競演によって新たな魅力が付与されている。

【公式】TOKYO STATION VISION / 東京駅 プロジェクションマッピング

東京駅のプロジェクションマッピング自体の壮観さはもちろんのこと。その模様を撮影している観客のスマホやタブレットの光すらも一つの作品として成立しているように見える。この動画はオフィシャルのものだが、その場にいたオーディエンスが撮影した動画もかなりアップロードされており、なかには公式のものよりも臨場感が伝わってくるものさえある。